猫同伴 旅日記  

1.ピノの旅日記 白馬八方の某ホテル 2002/8/10  〜 8/12
2.グリの旅日記 白馬の某貸別荘T 2003/8/13  〜 8/16
3.グリママの旅日記 能登半島曽々木海岸の某旅館 2004/4/30  〜 5/1
4.グリとピノの旅日記 白馬の某貸別荘U 2004/8/13  〜 8/16
5.グリママの旅日記 琵琶湖畔のオーベルジュ 2005/4/30  〜 5/1
6.グリママの旅日記 白馬の某貸別荘V 2005/8/12  〜 8/16
7.グリママの旅日記 白馬の某貸別荘W 2006/8/12  〜 8/16

初めて猫を旅行に連れていく時は、とても不安になります。
グリとピノを連れての初旅行時にいただいた助言や、数少ない経験をふまえて、
猫同伴旅行のワンポイントアドバイスをまとめてみました。
ただ、うちの場合は神経質になりすぎかなぁ、とも思っていますが(^_^;)
楽しいご旅行をしていただくためのご参考になれば幸いです。

猫を旅行に連れて行くための一口メモ
*移動について
乗り物に慣れていれば、移動のストレスを感じさせずに目的地まで連れて行くことが出来ます。
病院に行く時だけ車に乗る、という日常であれば、車中での猫のストレスはかなり大きいのではないでしょうか。
『車に乗る = イヤな場所に行くわけではない』 とスリコミをしておくと、移動の負担は軽減されるはずです。
また、いきなりの長距離ドライブは避けて、短距離ドライブから徐々に慣らしてあげて下さい。
ドライブ中は猫の体調を注意深く見守ってあげましょう。目的地付近の動物病院はもちろんのこと、経路の動物病院の所在も予めチェックです。また、暑い時期のドライブならば、凍らせたタオルとたっぷりの水(飲料用以外)を持参し、猫の熱中症に備えます。

*宿泊先でのマナーについて
宿泊先でトラブルにならないように、マナーと宿の規約は守りましょう。
マナーについては、ペットの宿関連のホームページで多く紹介されていますのでご確認下さい。
また、食器やトイレの下には新聞紙を広げ、床を汚さないように注意します。
チェックアウトする時には、コロコロローラーで抜毛をとり、消臭スプレーで臭いを消しましょう。

*部屋に入ったら
お部屋に入ったらまず第一に、脱走可能な場所がないかをチェックします。
安全を確認後、キャリーから出してあげます。
見知らぬ場所に連れてこられて不安になっていますので、パニックになって逃げ出さないように注意しましょう。

*不安にさせないために
いつも使っているベットやおもちゃなど猫の臭いがついたグッズを持参して、普段の環境をできるだけ再現してあげると、早くリラックスできるようです。
猫がその場に慣れるまでは、部屋に残して外出することは控えます。
慣れないうちに飼い主がいなくなるとどれほど不安になるか、はかり知れないものがあります。

旅行に連れて行くといういう事は、それだけリスクを抱える ということです。
楽しい思い出とするために、いつも以上に猫の健康や精神状態に気を配り、行方不明や怪我などの事態に巻き込まれないように細心の注意を払って下さい。


出発前にすること
シャンプー&爪きり シャンプーとブラッシング、爪きりを行い、身綺麗にします。
フロントラインなどの投与 自宅の外にはノミ・ダニが潜んでます。予め投与しておけば安心です。
迷い猫捜索用チラシ・ポスター作成 行方不明になった場合に備えて、捜索用チラシとポスターを携帯します。遠くに行ってしまう前に、一秒でも早く捜索を開始したいものです。
ペット探偵社のリスト作成 行方不明になった時にすみやかに援助を求めるために準備します。
動物病院のリスト作成 宿泊先付近、及び道中の動物病院の電話番号&住所をリストアップしておきます。
ペットペット動物病院検索 で検索できます。



持っていくもの
猫ベット いつも使っているベット
ケージ 留守番する時に入っているゲージ
ごはん&おやつ いつものごはんとおやつ。旅先では食欲が落ちるようなので好物を用意
食器類 使い慣れているもの
新聞紙 食器やトイレの下に敷いて、床の汚れ防止に使用
爪とぎ 爪とぎは猫の日課です。いつもの爪とぎを持参
トイレ・スコップ・袋・砂 いつも使っているトイレや猫砂
おもちゃ 自分たちの臭いがついたオモチャ
消臭スプレー 入室時と退室時に使用
コロコロローラー チェックアウトする時の抜毛掃除に使用
迷子札&首輪類 室内では首輪。外出時にはハーネス&リード。どちらにも迷子札をつける
タオル類 バスタオル・フェイスタオル。お外を散歩した後は濡れタオルで綺麗にする
アルミ深皿 いろんな種類のフードを入れるのに便利
シーツ類 室内のカバーに使用
敷物 ニャンコがくつろげる場所に敷く
傷薬 猫用の傷薬。動物病院でもらえる。
迷子捜索用チラシなど 行方不明に備えて。ポスターのサンプルがあります→参照
ペット探偵社のリスト 行方不明に備えて
動物病院のリスト 病気・怪我に備えて、旅先及び道中沿線の病院もチェック
その他 爪切り、猫マット、ブラッシング用ブラシ など
猫用救命ボート ?? 車が海に転落した時に、猫を乗せるボート (^_^;)  いらないよねぇ〜、、、 →参照
熱中症対策グッズ クーラーボックスの中に、冷たく濡らしたタオル・凍らせたタオル
うちわ、水(ペットボトル大3本)、霧吹き など


行方不明になったら
万が一行方不明になってしまったら、一刻も早く捜索を開始しましょう。また関係機関に届出を出したり照会を行ないます。旅先での捜索は難しいので、ペット探偵社などのプロの援助を受けた方がいいかもしれません。

☆動物愛護センター・保健所へ照会   
電話ではなく実際に出向いて直接確認します。電話に出た人以外に話が伝わらないことがあるそうです。
☆動物病院へ照会   
負傷した子を保護した方が、訪れているかも知れません。
☆警察への届出
1.被害届 又は 遺失物届
ひとつの警察署にしか届けることができません。
管轄の違う警察署間では拾得物届との照合がなされません。
[被害届] : ペット盗難にあった時に届けます。故意に持ち去ったら窃盗罪です。
[遺失物届] : ペットが逃げ出した時に届けます。命あるのに遺失物(占有離脱物)扱いなんてイヤですね!
2.逸走届
管轄の異なる複数の警察署に届けることができます。
管轄の違う警察署間では連携がないので、近隣の複数の警察署に届出を出した方がいいでしょう。
☆役所への届出
地方の町役場では、迷い猫の届出を受理してくれたり、一時保護をしているところもあります。
☆最悪の場合・・・清掃局・ペット葬儀社などへ照会
不幸な結果になった身元不明の動物の、後片付けを担当する機関です。
ここへの照会は躊躇されますが、確認されなければ取り合えず安心ですね。
わたしの住む町では、行政がペット葬儀社に弔いを依頼しています (ペット用の霊柩車でお迎えにきます)。
自治体によって取扱い方が様々ですので、地元の方に確認して下さい。
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迷子猫ポスター サンプルを配布しています。愛猫さんのポスター作成にご利用下さい。
予め準備しておけば、いざという時に迅速に捜索開始出来ます。



熱中症になったら
暑い季節には、熱中症の危険性がありますので 十分にお気をつけ下さい。
万が一熱中症になったら↓の応急処置を行います。症状が重ければ、一刻も早く病院へ!
・ 冷やしたタオルで体を包み、送風状態にしたドライヤーやウチワ、扇風機などで風を送る。
・ 氷嚢などを内股や首筋、わきの下に挟み、急激な血管収縮を防ぐために軽くマッサージをする。
・ 霧吹きで水をかける。(乱暴なやり方ですが、緊急事態ならばホースで水をかける。)

我家の場合、暑い時期のドライブには、凍らせたタオルと水の入ったペットボトルを携帯しています。凍らせたタオルに水をかけて溶かし、その解凍した冷たいタオルで身体を優しく拭いてあげる、ことになっています。


この他にも気をつける点がございましたら、ご助言いただけるとうれしいです。
せっかくの旅行ですもの、楽しい思い出にしたいですね!

1.  2002年 ピノの旅日記
2. 2003年 グリの旅日記
3. 2004年春 グリママの旅日記
4. 2004年夏 グリとピノの旅日記
5. 2005年春 グリママの旅日記
6.  2005年夏 グリママの旅日記
7. 2006年夏 グリママの旅日記




顔アニは☆Happy Cat☆さんに作っていただきました